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2017年10月28日

動画に蛇蝎、引出黒の窯出し風景を追加しました

小松原窯 窯出しの様子

先日、小松原窯をはじめ、陶芸をより知って頂くために、動画を公開致しましたが、
蛇蝎(だかつ)や鈍甲(どんこ)、梅花皮(かいらぎ)などがどのようにできるのかという質問を多数頂戴しました。

そこで、動画に「蛇蝎」と「引出黒」の窯出しの様子を追加しました。

小松原窯 香炉-蛇蝎(だかつ)の拡大写真

蛇蝎は、小松原窯に400年続く、釉薬の調合技術により生み出された技法です。

特に削ったりすることはなく、器全体にかけた釉薬が窯での温度変化によって自然と縮れ、生み出されます。
これを窯変(ようへん)といいます。

鈍甲(どんこ)や梅花皮(かいらぎ)も同じく、釉薬の縮れによって生まれます。

自然の中で生まれるので、まるで生き物のような躍動感があり、同じものは2つと作ることができません。

また、焼き上がるまで、器にどんな世界が現れるかが分からないので、数ヶ月かけて200個以上作っても、納得し皆様の前に出せる作品は数点しかありません。
それ以外は全て割ってしまいます。

「できが悪いものでいいから安くで出せばいいのに」と言われることもありますが、400年先代が守り続けた名を守る為に、納得いくもの以外はお見せしないと決めております。

その為、蛇蝎をはじめ、梅花皮や鈍甲はどうしても価値が高くなってしまいますが、それでも気に入ってくださった方に子供や孫の代まで使って頂きたいと考えております。

小松原窯 半筒茶碗-引出黒(ひきだしぐろ)の拡大写真

引出黒は1200度以上の窯から器を引き出し、水で急冷させることで、深く艶のある「黒」になります。
これは、急冷されることで、釉薬に含まれる鉄分が黒く発色する為です。

この動画で少しでも多くの方が陶芸の世界に興味を持って頂けたら幸いです。